眼内レンズで近視矯正!フェイキックIOLとは?
フェイキックIOL(Phakic IOL)とは、白内障治療で使われるレンズと同じ素材で作成された人工レンズを眼の中に挿入し、近視・遠視・乱視を矯正する治療法です。
1986年にヨーロッパで始まったこの治療は、現在世界で15万以上の症例実績があり、非常に良好な結果を得ています。
2004年9月に世界でもっとも厳しい安全基準を持つアメリカの公的機関FDA(米国食品医薬局/日本の厚生労働省にあたる機関)によって承認を受けました。
また新聞紙上などで「永久コンタクトレンズ」として紹介され、高い認知度も得ています。
■フェイキックIOL(Phakic IOL)のメリット
視力矯正手術レーシックやPRKは、レーザーによって角膜を削ることによって視力を回復させます。
そのため、ある程度の角膜の厚さが必要になります。
しかしその厚さには限界があります。
角膜の強度を保つためには矯正できる近視の度数には限界があり、もともと角膜が薄い方は「レーシック適応外」と診断されてきました。
しかしフェイキックIOLでは角膜の厚さや近視の度数と関係なく手術することができるのです。
角膜の形状が不正で視力矯正手術レーシックが不向きな方にも対応可能です。
またフェイキックIOLの最大のメリットとして手術後に万が一問題が生じた場合でも、レンズを取り出すことで眼の状態を元に戻すことが可能です。
■フェイキックIOL(Phakic IOL)のデメリット
フェイキックIOLのデメリットはまず実施医院数が少なく、そのため症例数も少なく、長期的な安全が不明だということです。
また手術は片目ずつ行います。
そのため両目の手術には時間を伴います。術後の乱視が安定するまで2週間から1ヶ月かかるといわれています。
術後には、左右のバランスを整えるためにコンタクトレンズが必要です.
老眼のある方が手術により遠くに視力を合わせると、近くを見るための眼鏡が必要になる場合もあります。
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